イタリア料理店を退職し、次はラーメン屋…!
しかも、突然の店長!?
まさかの展開!どうなる!?私!?

そんな姉妹でやっている柳家東安庭店の裏話。
ヤマシギ食べた!
さて、ヤマシギが届きました!
どんな鳥なんだ?!ワクワク!写真に収めておこう!


ガーン。
もうこんがりとローストされてました。
いつの間に毛むしり終わってたのね…。香ばしい香りが漂ってます。
「さて、この中に詰まっている内臓をソースにするぞっ」
おなかの中の内臓を取り出しました。
「おぉぉっ、この香り嗅いでみろ」
クンクンクン…。
え?魚っぽい香りがする?
サンマのハラワタのようなちょっとほろ苦い香りがします。
山の鳥なのに…!やっぱりただものじゃない!

ソースが出来上がり、ローストした肉と一緒に食べました。
しっかりと詰まった歯ごたえのある肉質、
肉の味もちょっと魚介の味わいがします。
そして、ちょっと苦味のある味わい。
ソースと一緒に食べるとさらに苦うまですっ
山の鳥なのに…!!山の鳥なのに…!!!


あと、初めて食べました。”脳ミソ”
見た目、白子みたいです。
味わいも白子みたいです。…が、白子よりも、もっっっっっっと濃〜〜厚〜〜〜なコクっっっ!
みんなで分けたのでほんのちょっぴりですが、ちょっぴりでもしっかり感じとれる味と濃厚さ!
脳ミソうまい!!
自分の好きな食材リストに”脳ミソ”が入りました!


前の職場だった頃の話 - -
半分染みたババ


「できたぞ♪」
オーブンから焼きたてのケーキが出てきました。
「あ!シェフの頭みたいですね!」
「なんだと…!」
シェフの頭もホクホクです。
「これにお酒を漬すんだ」


「クンクンクン…、お!これはグランマニエと、ブランデーとシロップですね!」
「よくわかったな」
ふ、さっき仕込みしてたのをみてたのさ、これで私の株が上ったってもんよ。
「もちろん、なんて名前かわかってるよな?」
「う?うーんと、あれれ?名前出てこないっすー」
「ババだ。」
ふぅ、危機一髪。
「あー、そうですね!ババ!ババっすね〜!」
「イタリアだとどこの焼き菓子だ?」
「えーーーーーーーーー…っと トスカーナ?」
「調べろーーーーー!!!!」

…と、今度の試作は”ババ”
南イタリア”ナポリ”の伝統的焼き菓子です。
ブリオッシュに近いケーキにラム酒風味のシロップ染み込ませた物です。
シェフはオレンジの酒のグランマニエとブランデー風味で。
ふっくら焼きあがった生地にお酒を漬します。
次の日、シェフの頭はしぼんでしまいました。
「シェフーー…。」
ちょっと切ない。
すっかり生地の中にお酒が染み込みました。
でも、お酒の量が足りなかったのか、上の方は乾いてます。
試食してみると、染み込んでいるところは口に入れた途端ジワっとお酒が出てきます。
上の染み込んでいない部分も、表面の皮が香ばしく、サクっとしていておいしいです!
「これは全部染み込ませず、半分だけにしたらどうだろうか?」
「賛成!賛成!」
一緒にワインも合わせて飲んだのですが、
これが、染みているところ、皮の部分、スポンジの部分でぜんぜんワインとバッチリ合うのが変わってきます。
「これは面白い!」
どうやらシェフは頭の中で決まったみたいです。
「でも、全部染みこませなきゃ”ババ”と言っていいんだろうか…?」
「”半ババ”でいいんじゃないんすか?プッ」
「それ、いいな!そういこう!!」
え?!それでいっちゃうの!?
メニュー化までしばしお待ちを…。



前の職場だった頃の話 - -
きたぜ!ソムリエナイフ
そうそう、前に紹介した一目ぼれのソムリエナイフが届いて、使ってます!
今まで使ってたソムリエナイフより、ナイフの部分とスクリューの部分が長い!!
どれどれ…
早速、ナイフを使ってみます。
切れ味は…イイ!
そして片手でナイフを閉じます。
ザクっ!
あうっ!思いっきり指を挟んでしまいました。
そっか、ソムリエナイフといっても、違う物は扱い方も変わってくるんだ。
コルクにスクリューを差し込みます。
1回転、2回転、3回転…。
ん?変な位置で巻き終わってしまった…。
差し込む位置も変えなきゃいけないのか…。
…と、新しいソムリエナイフ。慣れるまでちょっと大変です。
ちょっと攻撃的な相棒が出来ました。


前の職場だった頃の話 - -
ピスタチオのケーキ
またまたシェフは新しいドルチェに挑戦です!
ピスタチオのケーキ
丸いケーキの型で焼くのですが、中身はパウンドーキですね。
しっかりと中まで火を入れるケーキです。
生地はピスタチオペーストが入りあと、ローストしたピスタチオも入れます。
「さぁ!試食だよー!」
みんな皿に群がります。
「うーーん…」
シェフ、眉間にシワが寄って顔がしわくちゃです。
このケーキの生地はしっかり通っていておいしいけど、
ローストしたピスタチオは蒸しあずきみたいにやわらかくふやけてしまいました。
どうやら、シェフはふやけたピスタチオが納得できなかったみたいです。
こりゃあ、まだまだ納得のいくのができるまで時間がかかりそうです。
…とこまったシェフの顔をみながら「また試食が出来る!」と心弾ませる私でした。
前の職場だった頃の話 - -
ポレンタの温かいケーキ


クンクンクン…。
厨房からいい香りがただよってきます。
バニラビーンズの鼻をくすぐる甘い香り、
ポレンタの焼ける香ばしい香り
あ、この前試作品で作った”ポレンタのケーキ”だな!?
そう、今日から本格的にメニュー化です!
あらびきのポレンタをプディング仕立てに!
そして、ホクホク温かい状態でお出しします。
素朴な感じなのですが、
中に入っているオレンジとレモンピールをかじった時のアクセントといったら…!
食べるときはほろ苦いキャラメルソースと一緒に!
ぜひ、いらした時はポレンタの温かいケーキをぜひ!
クンクンクン…
「鼻くっつけるなよ!!」
おっと危ない。

前の職場だった頃の話 - -
ヤマシギ
「ヤマシギ来るぞ!ヤマシギ!!」
シェフ、いつも以上に大興奮!
「ヤマシゲ??」
「ヤマシギだ!!ジビエの王様って言われてるぐらいすごいんだぞーー!」
どうやら、シェフ、ヤマシゲは扱ったことも食べたこともない食材のひとつでした!
だから大興奮なんだな。
希少な希少な鳥だそうです。
「よく手に入りましたねー」
シェフはにやりと笑い、めがねを光らせていました。
特に内臓がおいしいらしいです。付けたまま料理するのが定番らしいです!
脳みそも食べるそうです。脳みそ…。白子みたいな味がするのかな?
ネットで色々調べてみると面白い情報が!
「シェフ!!ヤマシゲの目って、普通の鳥より後方上部にあるから360°観えるんですって!!」
「なんだと!すっげーー!!」
届くのが楽しみっす!


くちばしが長くとがってます。ミミズを食べるそうです。
なるほど、こりゃあミミズ捕まえやすそうです。




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